2023年9月6日水曜日

ブッカーかけ

8月の終わりに新着図書が来たので、フィルムかけをしました。中に、こんなちょっと変わった装丁のものがありました。



表紙カバーに楕円の窓が開いていて、本体の表紙の絵がそこから見えるというものです。ただし、絵は一部分しか見えず、全体を見るにはカバーを外さなければなりません。

最初、これにどうフィルムをかけるか、ちょっと考えてしまいました。窓の下は無視して普通にかけてしまえば、それでもよかったかもしれませんが、本の中の情報は、なるべく尊重して、見ようと思えば見られる状態にしておきたいと思ったのです。

カバーと本体の絵が違ったり、表紙の裏に別の絵が描かれていたりする場合も同様です。

この本の場合は、裏表紙の側は普通にかけて、表紙の方のカバーは、外すと下の絵が見えるようにしました。

そのために、表紙側をかけるときには、楕円の窓のところに、フィルムの裏紙をあてておき、後で、カッターで窓の部分をくり抜きました。

ちなみに、私は、本にフィルムをかけるのは、必要悪だと思っています。表紙の手触りや質感も、本を楽しむときの大事な要素の一つです。大人数で読むので、そのままでは痛みが早いから諦めていますが、本当はそのまま並べたい。表紙の一部を隠してしまうラベルも同様です。

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