これで思い出すのが国政の問題です。政治家が省庁の役人に対して、人事権などで強い影響力を持つようになったせいで、国家公務員が政治家に忖度し、平気で嘘をついたり、書類を改ざんしたり、廃棄したりというようなことが頻発するようになりました。
権力に媚びへつらうタイプの官僚がはびこり、まともな人はやめていきます。結果として、行政府のパフォーマンスは低下し、さらに、国家公務員の志願者がどんどん減ってきています。安倍政権の大きな負の遺産の一つです。
これは、最近行われた来た数々の教育改革の中でも、最悪のものです。義務教育学校の校長にはあまり権力がなくて、教師の仕事の具体的なところには介入しにくかったのが、給与の多寡を支配することで、介入しやすくなります。
すべての校長が、とは言いませんが、教育に関して素人のような考えしか持たない校長も多く存在し、意味不明の実践を求めてきたりします。よく考えもせずそれに従う教員が優遇され、高い給与を得るようなことがしばしば起きてくるでしょう。
すでに人気がなくて、志願者が激減している教員の世界で、その傾向に拍車がかかり、学校教育の質はとことん下がっていくことでしょう。南無三。
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