西海市立S中図書館

2024年8月26日月曜日

五島市立図書館

昨年、新しい図書館ができたと聞いていましたが、所用ができて五島を訪れることになり、思ったより早く行くことができました。



旧館は、2階建てでかなり手狭でしたが、新館は、ゆったりとした造りの平屋で、とても気持ちのいい場所になっていました。外からの入口を入ったところにある、図書館員が作ったであろう手作りの装飾もなかなか素敵でした。

児童書コーナーの、幼児用の椅子はとても可愛かったです。たぶん、ネクストマルニという会社のラビットチェアなのですが、ウサギの耳を模した背中の部分が、左右非対称になっているというユニークなデザインです。

そんな中、一つだけ気になったのが、分類サインのデザインです。レトロな書体で、9類のところは「文學」となっていました。

百歩譲って、書体には好みがあるとしても、旧字体の「文學」はいただけません。公共図書館は、一部の好事家のためにある場所ではありません。人目に付きやすいサインに、現在一般的に用いられていない文字を使用するというのは解せません。今すぐ取り替えるべきです。

書体に関しても、ユニバーサルデザインということが喧伝される時代です。公共図書館という場所を考えたら、UDのフォントか、丸ゴシックなどの一般的なフォントを使うべきでしょう。サインの字体でおしゃれな雰囲気を醸しだしたかったのでしょうが、それは文字の読みやすさに比べると、優先順位の低いことがらです。

私の好みで言えば、この書体は、明るくモダンな館全体の雰囲気と調和していないように見えました。

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