西海市立S中図書館

2024年9月10日火曜日

分類ラベルの色分け

新着図書の装備をするために確認したら、来年度から、市内の小中学校で、背に貼る分類ラベルの色分けを導入するそうです。

中学校では使っていなかったのですが、私は、十進分類そのもの以上にこれが理解できません。この色分けがどうしてこのようなことになったのか、ご存じの方おられませんか。

小学校、特に低学年だと、色分けがあった方が分かりやすいという点は理解できます。しかし、なぜこの鈍い色づかい?色の順序?遠目には、せっかくの色がはっきりしないこともよくあります。

電気回路に使う抵抗器という部品をご存じでしょうか。これには、大昔は、数字で抵抗の値が印刷してありましたが、だいぶ前(私が子どもの頃)から色で表示されるようになりました。数字だと、消えて分からなくなることもあるからです。


見ての通り、分かりやすい鮮やかな色合いで、色の順序も十二色環に沿ったもので、合理的です。数字を知らなくてもたやすく順番に並べることができるでしょう。

ユニバーサルデザインの視点から見ると、十進分類に使われている色分けは論外だと思いますが、そもそも分類の色分けというのが難しくなります。色覚の多様性に対応した10種類の色分けというのはほぼ無理でしょう。

この抵抗器の色分けなら、90%以上の人は弁別可能です。もし色分けを取り入れるのなら、ぜひ、これにしてください。

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