最初のプログラムは、パネルディスカッション。パネリストは、福島の小学校の司書教諭小熊さん、親子読書地域文庫全国連絡会代表の広瀬さん、講談社で青い鳥文庫の編集長をやっていた高島さんの3人。
高島さんの話の中に、「ぞろり」シリーズのはらさんの話が出てきました。ある本のイラストをお願いしたところ、全ページに、そのページの活字を写し取った上で、割り付けの位置を細かく指定してきたということでした。作家としての仕事の質の高さをうかがわせるエピソード。
たぶん、私たちは大人の視線で「ぞろり」の価値付けをしてしまっている、と感じました。
広瀬さんから大人が「読ませたい本」と子どもが「読みたい本」が食い違うのは、今日に始まったことではないという意見がありましたが、「読ませたい本」を念頭に置きつつも、まずは「読みたい本」を大事にしてあげたいと思います。
高島さんから、年間300冊とか500冊とか読んでいる青い鳥文庫ファンの話がありましたが、そういう子どもたちは、読解力も表現力も優れているが、必ずしも学校の成績がいいわけではないとのことでした。
本を読めば成績が上がるとか、高島さんの言葉を借りれば、「功利的な」目的を持ってすることというのは、概しておもしろくない。
おもしろいから読む、ということ。それがすべてだよなぁと思ったことでした。
夜も大会は続きます。先日カメラを落として壊してしまったので、画像がアップできません。あしからず。
0 件のコメント:
コメントを投稿