これまでは、自作の本を作るには、DTPソフトが必須だったと思います。元の原稿を、印刷した後に綴じて、ちゃんと読めるようなページ割りにするのは、ワープロソフトでは気の遠くなるような作業です。
ところが、AIに原稿を読ませて指示をすると、それがいとも簡単にできてしまいます。レイアウトを細かくいじったり、画像を付け足したりするのは、ひょっとしたら、まだソフトを利用する方が簡単かもしれませんが、テキストの印刷だけに限れば、ソフトを使う必要はほとんどなくなったと言えるでしょう。
パソコンを誰でも日常的に使うようになってから、数十年が経ちました。私が教員の仕事を始めてから、仕事の上でもずっとパソコンを使ってきました。パソコンの性能は飛躍的に向上し、こなせる仕事の質も量もずいぶん変化してきたと思いますが、このAIによる仕事の変化は、革命的と言っていいものだと、日々実感しています。
コンピュータの素人がAIを使ってサイバー攻撃をできる時代になったという嬉しくないニュースもありますが、専門的な知見や道具を持たなくてもできる仕事が格段に増えて、うまく使えば人間の生活に圧倒的な余裕を生み出すだろうということを、深く実感した体験でした。
