西海市立S中図書館

2026年10月28日水曜日

DTPソフトからAIへ

これまでは、自作の本を作るには、DTPソフトが必須だったと思います。元の原稿を、印刷した後に綴じて、ちゃんと読めるようなページ割りにするのは、ワープロソフトでは気の遠くなるような作業になったからです。

ところが、AIに原稿を読ませて指示をすると、それがいとも簡単にできてしまいます。レイアウトを細かくいじったり、画像を付け足したりするのは、ひょっとしたら、まだソフトを利用する方が簡単かもしれませんが、テキストの印刷だけに限れば、ソフトを使う必要はほとんどなくなったと言えるでしょう。

パソコンを誰でも日常的に使うようになってから、数十年が経ちました。私が教員の仕事を始めてから、仕事の上でもずっとパソコンを使ってきました。パソコンの性能は飛躍的に向上し、こなせる仕事の質も量もずいぶん変化してきたと思いますが、このAIによる仕事の変化は、革命的と言っていいものだと、日々実感しています。

コンピュータの素人がサイバー攻撃をできる時代になったという嬉しくないニュースもありますが、専門的な知見や道具を持たなくてもできる仕事が格段に増えて、うまく使えば人間の生活に圧倒的な余裕を生み出すだろうということを、深く実感した体験でした。

2026年9月29日火曜日

書店の棚

最近、どんな本を見ても、あまり魅力を感じなくなりました。年齢とともにいろいろなことが変化します。そして、それは、実際にそうなってみないと分からないことが多いのです。十年前、二十年前とは、まったく違う自分がいます。そんなわけで、最近、書店にいくことがめっきり少なくなりました。

昨日、ついでがあって、久しぶりに市内で一番大きい書店に行きました。食指の動く本はあまり見つかりませんでした。そして、一つ残念なことに気づいてしまいました。平積みの本が、どこを見てもきちんと整っていないのです。そもそもまっすぐ置かれていないし、積み方も雑でした。そういう状態が、棚の至る所で見られました。

気のせいかとも思って、一緒にいた娘にそれを伝えると、娘もそう思ったと言っていました。

背後には、慢性的な人手不足があるのだろうと思います。全国展開の大きな書店なので、簡単につぶれはしないでしょうが、たっぷり人を雇うほどの余裕もないのだろうと想像します。安月給で、ベテランが辞めてしまったのかもしれません。

かつては、そんなことより選書の質の方が大事だと考えていましたが、今は、こんな置き方しかできない書店なら、質の良い選書など望むべくもないと思ってしまいます。顧客に選んでもらうためには、見た目も大事だ、という話です。当たり前のことかもしれません。

2026年9月2日水曜日

大型絵本架~配架の実際

私は、現在非常勤で働いていて、今日から仕事の再開です。久しぶりに学校に行き、配架された状態の絵本架の写真を撮ってきました。

写真に撮って改めて思ったのは、一番手前の板は、もう少し低くしてもよかったということです。本が倒れては困りますが、低くした方が、表紙がよく見えます。この本は、固くて厚いので、あと10cm低くしても問題ないでしょう。

ちなみに、前に書いたように、一般的な書架の使い方だと、この本は裏表紙が手前にきてしまいます。写真は、裏返し(左側に背があって、表紙が手前にくる)に置いて撮ったものです。

高い方の横の仕切り板は、10cmの高さで作りましたが、こうしてみると、半分の高さでもよかったかもしれません。なるべく表紙を見せるためです。強度は、それでも十分だと思います。横向きに、取り外せる細いバーを渡すというやり方もあります。

2026年8月14日金曜日

精霊船の製作

私の地元では、初盆の家では、精霊船(しょうろうぶね)を作って、8月15日の夜に、それを港まで押していき、海に流す風習があります。私が子どもの頃は、港で荷役に使う団兵衛船(だんべえせん)に積み込み、沖の方に流していました。田舎の方では、それぞれに海岸で海に流すところもありました。さすがに今は、環境に悪いので、海には流さず、ゴミとして処理されるようになりました。

先頃、叔父が亡くなって、精霊船を作ることになりました。布を留めるのに、タッカーが活躍します。


精霊船には伝統的な形があって、これは、それに準じた正統派の船です。亡くなった人の趣味などを活かした形に作ることも自由で、トラックの荷台に載せて運ぶ家もあったりします。本番に間に合ったので、ほっとしているところです。

2026年8月8日土曜日

100均の700円商品

ホチキスの針のようなものを使って、布地などを留めるのにのに使う、タッカーという工具があります。以前から百円ショップにもありました(200~300円だったでしょうか)。一応使える商品でしたが、値段相応の品質でした。もっとも、安っぽい作りの割には、結構長く使えました。椅子の張り替えには必須です。

久しぶりに百均の工具コーナーを見たら、700円(税抜き)のタッカーがありました。以前からすると、ずいぶん価格が上がっていますが、道具の作りはしっかりしていて、700円の価値はあると思いました。

ホチキスで有名なメーカーの、ちゃんとした商品は、10倍以上の価格です。

2026年7月18日土曜日

大型絵本架の設計変更(の可能性)について

先日紹介した大型絵本架に実際に本を入れてみて(残念ながら、写真を撮っていませんでした。)一つ気づいたことがありました。『100かいだてのいえ』が右開きだったので、右に本の背がくる形に作ったのですが、勤務校にあった他の大型本は、左開きだったのです。

背がどちらであろうと、本を反対向きに入れればそれだけのこととも言えますが、それはなんとなく気持ちが悪い。

そこで思いついたのが、手前の部分は横の板だけにして、左端の、奥行き方向の板をなくすという設計です。そうすれば、右開きの本も左開きの本も、気兼ねなく表紙を表に向けて置くことができます。

強度的な問題は生じますが、18mmの厚さであれば、何とかなるでしょう。あるいは、少しだけ下の方に補強を入れることも可能です。

接着剤を使って作っているので、作り直すことはできませんが、次に作るときは、この点も意識して設計したいと思います。

2026年7月16日木曜日

大型絵本架(大型の『100かいだての家』が入ります)

久しぶりの、このブログ本来のネタです。

勤務校の図書室に、読み聞かせ用の大型の絵本が入って、それが入る書架がないので、司書が段ボールで収納場所を作っていました。それを何とかしようと思っていたのですが、やっと実現しました。



壁際に横向きで置く仕様で、手前には普通の大型絵本、後ろ側には、100かいだてシリーズの大型絵本が入ります。表紙はなるべく見せて、かつ倒れないようにするために、このような変則的な設計になりました。

18mmの厚さのパイン集成材を使っていますが、コストダウンのために、背面の板はベニヤです。高さは70cmで、上端の横向きの板は、『100かいだてのいえ』表紙の100の数字が隠れない位置になっています。

細かいことを言えば、手前側の板と中仕切りの板の木目は、横向きの方が落ち着きますが、なるべく材料の無駄をなくすために、そこは妥協しました。