職場の出勤時間がコンピュータ管理になってもうかなり経ちますが、今年度から、やっと印鑑を押す出勤簿がなくなりました。ただし、私は非常勤なので(?)その恩恵は受けられず、授業1時間ごとに手書きで記載した上に、働いた時間数の分だけ印鑑を押すという、今までのやり方を続けています。
以前にも書きましたが、デジタル化して仕事を減らそうという発想がないのです。この印鑑の出勤簿は、記入する私が面倒なだけではありません。校長の決裁を経て事務方が確認し、月末にはコピーを県教委に送付して、県が改めて確認することになります。この積み重ねは、膨大な労働力の損失につながります。
コンピュータを導入するの際の看板には、省力化などといった目的が掲げてあるのですが、実際には仕事はあまり効率化されないままということがしばしばあります。出退勤時間をPCで処理しながら、印鑑の出勤簿も同時に使うというのは、その典型的な例です。
消費税減税の議論が国民会議(国会議員がやるのに、なぜ国民会議と名付けたのか謎です。おそらく、純粋に政治的パフォーマンスとしてやっているからでしょう。)でなされていますが、未だに、消費税を減らすにはレジなどの改修に時間がかかるなどという反対意見が述べられているようです。
報道によれば、消費税を0%にするには、機器の改修に1年くらい必要で、消費税1%でも半年かかるそうです(消費税0%という入力はエラー扱いになる機械があるので、時間が余計にかかるのだそうです)。
消費税が導入されてから、税率を変えるのはすでに4回目です。今後も段階的に増えていくことが当然予想されます。税率が何パーセントになろうと、設定の数値を変えればたちまち対応できるというシステムになっていないのは、大きな謎です。レジは対応できても、会社全体の会計を扱うシステムが、それと連動してちゃんと動くかどうか、確認に時間がかかるというような事情もあるのだそうです。
私たちは、何のためにデジタル化を推し進めてきたのでしょうか。確か、国家的な事業だったような・・・まともに考えれば、消費税率がいくらになろうと、背後の会計システムを含めて、数日間くらいの時間があれば対応可能というシステムを、とっくに導入しておくべきだったはずです。
デジタル後進国の面目躍如、といったところです。今からでもいいので、0%の税率も含めて、数字を打ち込めば即座に対応できるシステムを構築すべきです。今後のことを考えると、2年間限定の導入に準備だけで1年数ヶ月掛かる減税よりも、そっちの方がよほど重要に思えます。
うがった見方をすれば、そうならない理由は、そんなことをしてしまうと、改修する業者の仕事が減ってしまうから、でしょう。一度そんなシステムを入れてしまえば、メンテナンスは必要だとしても、次の消費税率変更のとき、時間を掛けて改修するという仕事は不要になります。デジタル化に関わる業者自身が、本格的なデジタル化の推進に抵抗しているのでしょうか?南無三!