School Library Rover
学校と学校図書館作りにまつわるいろいろ 手作りによる図書館改造を中心に
西海市立S中図書館
2026年2月13日金曜日
日本の伝統と中国
2026年1月30日金曜日
日本の対中政策について
高市さんの勇ましい発言以来、中国は日本に対して様々な制裁を続けています。アメリカからの援護射撃はなくて、むしろ発言をたしなめられたのではないかと思いますが、発言を引っ込めることはありません。右寄りの人からは、よく言ったと拍手喝采。中国なんかいなくても日本は大丈夫だ、むしろそっちの方がよいという声が聞かれるようです。
こういう意見は、ネトウヨ界隈では受けがよいでしょうが、そもそもの出発点のところで、現実を見ていない発言です。公表されている日本の対外貿易額の推移を見ると、20年前から対中貿易が第一位です。全体の20%を占めています。対アメリカは15%で二位。三位はオーストラリアで5%となっています。日本の経済は、中国とアメリカ相手の貿易で成り立っているのです。
トランプさんがどんなに理不尽な要求をしてきても、じゃあアメリカとの貿易はもうやめようという訳にはいきません。もちろん、中国も同様で、これから依存度を減らすという方向に向かうとしても、今すぐに関係を断つわけにはいかないのです。
私は、経済についてはまったくの素人ですが、こういう数字が示す事実を認識すれば、中国人は日本から出て行った方がよいといった類の単純な議論は、取り上げるに値しないということはすぐ分かります。
中国が台湾に軍事侵攻するかどうか。現実にはなかなか起こりにくいことだと思います。万一それが起きたとしても、おそらくトランプさんのアメリカは介入しません。日本はそれに単独で介入できる軍事力を持ちません。現状でも自衛官は不足しています。いくら国防予算を積んだとしても、すぐにそんな力を得ることはできません。国土のすぐ近くで起こることで、日本にとってはありがたくない事態ですが、米軍基地や日本の領土が直接攻撃されない限り、中国と台湾の間のトラブルに軍事的に介入する理由もありません。もちろん、台湾侵攻に際して、中国が米軍や日本を攻撃する必要もまったくありません。
高市さんは発言を撤回していませんが、その後、政府見解は以前と変わっていないと繰り返されているので、事実上撤回したのと同じです。それなのに、高市発言でさも中国に一矢報いたかのように騒ぎ立てている人たちの心理の根底に何があるのか、よく分かりません。
私の父親の世代(私の父は大正末年の生まれです。終戦時20歳。)には、中国人や韓国人に対する強烈な差別意識がありました。その意識は、近年だいぶ薄くなってきたと思っていましたが、まだ根強く生き残っているのかもしれません。
2026年1月27日火曜日
消費税減税の議論
物価高対策としての消費税減税に関しては、財源があるのかとか、そのために国債を発行することの是非が議論されています。しかし、ここには、決定的に欠けている視点があります。
それは、消費税が収入に対して逆進的な税であるということです。所得税は、収入が多くなると税率も高くなります。消費税は、その反対に、収入の少ない人ほど相対的に重くなる税です。
国家が、市民から税を徴収するのは、それを財源にしてさまざまな施策を実行するためですが、そのとき、所得の格差が是正されるような仕組みでなければなりません。そうでなければ、金持ちはどんどん豊かになる一方で、貧しい人はますます貧しくなってしまいます。そういう社会は、人材の流動性が低下し、治安が悪くなるなどして、必ずどこかで行き詰まってしまうでしょう。
高収入の人の税率が上がれば、そういう人たちのやる気がなくなるという意見がありますが、もしそうであったとしても、他方に数多くいる、ずっと貧しいままで明るい未来を描きようもない人たちはそのままでよいということにはならないでしょう。
消費税のような逆進的な税制は是正されるべきです。目先の物価高対策ではなくて、長い目で見たときの国家のあり方が問題なのです。未来の国家のありようを考えた制度設計にするべきだと思います。
どこかの税を減らしたとして、施策はそのまま維持したいとなれば、当然のことながら別のどこかで増税しなければなりません。企業にはもっと税を負担してもらわなければなりませんし、個人の所得税率も上げていかなければなりません。こういう政策は、確実に票を減らすので、どの政党も、特に選挙前には決して言わないと思いますが、誰にとっても住みやすい、この国の良さを今後もずっと保ち続けていきたいのなら、避けては通れない道です。
選挙に際して、国家百年の計を語ることのできる政治家の登場を待ちたいと思っています。
2026年1月3日土曜日
正月雑感(箱根駅伝大会)
2025年12月31日水曜日
法然と親鸞
先月末まで、太宰府の国立博物館で「法然と浄土宗」という展覧会がありました。なかなか見応えのある展示でした。教科書に出てくるような国宝級の絵巻物を始めとする浄土宗に関わる資料が、数多く展示されていました。
私は、教科書的な理解で、浄土宗も浄土真宗も、どちらも阿弥陀仏を信じれば往生できるという、同じような教えだと、漠然と思っていましたが、この展覧会を見て、その違いがよくわかりました。
法然が、当時力を持っていた日本仏教の諸派から脅威と捉えられたのは当然だと思います。もし、南無阿弥陀仏と唱えるだけで極楽往生がかなうのであれば、難解な経典を読み解き、山にこもって厳しい修行をすることが無意味になってしまいます。
政治権力にとっても、その内部に浸透しつつあった法然の教えは、権力を脅かしかねない危険思想に思えたことでしょう。そのため、法然と主要な弟子たち(親鸞もその一人)は、各地に流罪になってしまいます。
こうした抵抗から自分の宗派を守るために、法然は、弟子たちに、自分の教えをゆがめることのないように誓約書を書かせています。
法然には多くの弟子がいましたが、そのうちの一派は、その後権力に近づき、江戸時代には徳川家の信仰を引き受けました。
親鸞は、法然の直弟子ですが、自分自身には弟子はいません。戒律も、彼にとっては何ものでもなかったようです。一方、浄土宗の方は、戒律も残したし、極楽往生のための条件もいろいろ必要だとしていました。極楽の手前の三途の川には、細くて長い橋がかかっており、それが描かれた絵が展示されていましたが、極楽にたどり着くのはなかなか容易なことではなさそうに見えました。
法然は、遊女たちに、自分たちのような罪深い者でも救われるのかと尋ねられ、きっと極楽に往生できると答えたそうです。そこをさらに突き詰めたのが、親鸞の「善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」という考えです。
法然の教えを、最もラディカルに引き継いだのが親鸞だと言えるでしょう。今日、日本国内では、浄土真宗が信徒数第一位、浄土宗は第二位となっています。親鸞の教えが、もっとも民衆に受け入れられたというわけです。かつて権力を持っていた者らが彼らを恐れたのは、理にかなったことだったと言えるでしょう。
もっとも、今では、浄土真宗のお寺や仏壇は、金色に輝く絢爛豪華なものになっています。極楽浄土をイメージしたものなのでしょうが、これは、親鸞の求めていたものとは正反対のように思えます。思想はこうして、年月を経る間に変質していきます。どんなに優れた思想家であっても、それに抵抗することはできなさそうです。
どうもまとまりのない文章になってしまいました。年が改まりそうなので、ここらであきらめます。皆様、よいお年をお迎えください。
2025年12月13日土曜日
閲覧数45万
最近は、書き込みもめったにしていないのにもかかわらず、こんな数が出てくることに驚いています。何か事情があるのだろうと思いますが、理由はまったく思い当たりません。
ワイヤークラフトの道具~ラジオペンチ
ワイヤークラフトを作るのに必要な道具は、ラジオペンチのみです。ラジオペンチは、例えば、先の細くなった部分でラジオの部品である抵抗器やコンデンサーの導線を挟み、半田付けをするのに使われますが、それがたぶん、名前の由来です。写真は、一般的なものより持ち手が長くなったタイプです。
私は、小学生の頃、真空管ラジオを作ってはまた壊す(部品の状態までバラバラにするという意味で、破壊してはいません)ということを繰り返していました。その際、半田ゴテとラジオペンチが一番よく使う道具でした。その頃の道具は、今も健在です。
HOZAN(宝山)という工具メーカーがありますが、そこのラジオペンチは、60年ほど経った今でもまったく問題なく使えています。ただし、今では価格は二千円くらいするようです。とりあえず、百均のものでも十分使えます。ワイヤーを切る刃が付いたものが多いと思いますが、付いてなければ、ペンチかニッパーが必要です。何でも切れる万能バサミでもかまいません。
