西海市立S中図書館

2011年11月16日水曜日

進路相談窓口

3年生の三者面談が終わり、いよいよ生徒は進路選択の結論をださなければなりません。で、図書館のカウンターはにわかに進路相談窓口と変貌しています。

とはいっても、成績などに基づいた相談は担任や塾がやっているので、私は、不安を述べる生徒にもっぱら「大丈夫だよ」「がんばれ」と言い続けるのみ。


大学進学のときのことですが、私は、人並みに不安でしかたがなかったのを覚えています。高校の同級生で、関東の大学を選んだのは友人と私の二人だけでした。そいつは私学で、国公立では私だけ。

受験科目の国語や日本史は、ほとんどの時間を睡眠に充ててきていたので、実際のところ自分の力が通用するのかどうなのか、まったくわからないままの受験でした。ただ遠くへ行きたかっただけなので。受ける者が少ないので、データもなかったと思います。

そんなとき、大学受験ラジオ講座の講師が、毎時間優しい声で「大丈夫ですよ!」と言ってくれるのが救いでした。


ともすれば、「こんな成績じゃどこにも行けん」といった指導がなされがちなんですが、そう言われて発奮して成績が上がる生徒って、そんなにいないのではないかと思います。

世情の厳しさを反映しているのでしょうか、相談に来る生徒の多くは、現実的で手堅い進路のイメージを持ってることが多いです。それだけでも充分立派。

それだけはっきりした志望があるなら大丈夫だよ、絶対にね。

0 件のコメント:

コメントを投稿