西海市立S中図書館

2012年1月25日水曜日

大阪市立N中学校

今回の大阪行きのメインは、この学校の公開授業研究会に参加することでした。新大阪駅から歩いていける距離にあります。生徒数114名の小さな学校です。


 正面玄関上の壁画が印象的でした。都会らしく、門には鍵がかかっており、インターホンであけてもらいます。


校内には、節電の取り組みのグラフや、エコ標語なんかが目につきました。

要・準要保護率60%くらいだそうです。教室の中で手袋・マフラーは普通。寝ている子や、遊んでいる子、多数。教師に対する言葉遣いなんかも、ほとんど言葉の暴力じゃないかといった風。

若い先生が多かったですが、そんな生徒たちを相手に、粘り強い指導がなされていました。学びの共同体の研究校の一つです。

継続して指導をしている藤田修一先生によれば、1年前に比べるとずいぶん落ち着いてきたとのこと。

まだまだ、生徒のテンションはすぐにあがるし、教師への挑発的な態度や発言も多いのですが、それに反応せず、先生たちが淡々と授業を進めていました。

一見、学級崩壊しているじゃないかと思えるような教室もありましたが、じっと眺めていると、生徒たちはみんな学習に参加したいと思っているのがよくわかりました。

ただ、かなりの生徒が、そんな気持ちをストレートに表すのは格好が悪いと思うのか、わざと興味もないような表情をしてみせます。あ、この子は全然やる気ないじゃないか、と思って何度も騙されました。

生徒の様子をたくさん写真に撮って、帰って見直すと、私が感じた以上に生徒たちの豊かな表情が写ってました。顔がはっきりわかる写真ばかりなのでここにはアップできませんが。

この表情を、自分の学校ではつい見落としがちになってしまいます。

よそに行くことで、初めて見えてくるものもあります。やっぱり行ってよかった。図書館巡りだけじゃなくてね。

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