「高校生からの社会心理学入門」というサブタイトルがついてます。
わかりやすくてためになります。「社会」とはどういうものかがよくわかります。
離婚率や、少年の凶悪犯罪率の変化については、統計の見方なんかでよく取り上げられる例ですが、説明がわかりやすいです。
クラスで起こるいじめのメカニズムなんかも、目から鱗です。ほんのちょっとした構成員の態度の違いが、まったく正反対の結果を生むこと。誰も望んでいない方向に世の中は簡単に動いていってしまうこと。
巷間でもっともらしく述べられていることが、いかにあやふやなものか、これ読むと、とってもよくわかります。血液型性格診断に多くの人がひっかかってしまうのはなぜか、とか。
昨年11月に初版で、この4月に3刷が出てますから、よく売れているんでしょう。それも納得できる内容です。
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