西海市立S中図書館

2012年6月22日金曜日

帯をどうするか

本校の隠れ文芸部員3名は、いずれ劣らぬ個性派ぞろい。本への思い入れも並大抵ではありません。

その3名が、帯をどうするかということで議論になりました。

私は、今まで、新着のときはつけておいて、ある程度時間がたって痛んできたら外す。帯がほとんど表紙の役目をしているようなものは例外、ということで、適当にやっていたのですが、部員の中で一番几帳面なUさんは、どうもそれでは納得できないらしいのです。

で、「先生、帯外していいですか」ときかれたので、「いいよ」と言ったら、徹底的な帯追放作業がはじまりました。

それを見ていた、読んでいる本も生き方も頭の中もとことんファンタジーなIさんが、とても悲しそうな顔をして、どうして帯外すんですか、と言ってきました。

いや、私もね、個人的には本の帯、本の一部分になってるものが多いし、自分の本には帯つけたままにしてるけどね、図書館の本はね、やっぱりちょっと違うのよ、とか説明したのですが、まったく納得できない様子。

一番クールなHさんは、静観。彼女は、イラストレーターで読む本を選ぶという趣味の持ち主。表紙がそうでも、中は別の人が描いてたりする、などと日頃愚痴ってますが、どうも帯にはあまり関心ないみたい。

結局、原則外すけど、使えそうなものはポップとして使ったり、スクラップしておくということになりました。

なかなか強力な部員達。頼もしいですが、疲れる。



帯で作ったスクラップブックとしおりです(文芸部作)。

0 件のコメント:

コメントを投稿