船のエンジンを分解してオーバーホールをしています。
元の写真がないので分かりづらいと思いますが、ここまでに外したもののリスト。
シリンダヘッド、ピストン、クランク、オルタネーター、始動用モーター、燃料ポンプ、燃料フィルター、冷却水ポンプ、冷却水・燃料・オイル配管、排気管、ミキシングエルボー、ウオーターロックチャンバー、吸気フィルター、アクセルワイヤー、クラッチワイヤー、ストップワイヤー、サーモスタット、ジンク。
何のことか分からないものばかりでしょうが、単気筒の単純な構造のエンジンでも、整備のためにはこんなにたくさんの部品を外さなければなりません。
エンジン屋さんに頼めば、多少手間賃はかかりますが、簡単にやってくれると思います。それを、狭いエンジンルームの中に頭を突っ込んで、外れにくいボルトを苦労して外し、必要な部品の交換を図面を眺めながら試みています。
とてつもなく面倒で時間がかかるのですが、これを自分でやるかどうかで、船を出したときの安心感がまったく違います。
もし洋上で故障しても、ある程度は何とかできるだろうという自信ができます。実際、エンジントラブルで漂流しながら修理を試みたことも何度かあります。
あまりうれしい出来事ではないのですが、そんなときに慌てずにすむのは、日頃からできることはすべて自分でやっているからです。
パソコンなんかも同様ですが、少々のトラブルには自力で対処できるようになる、そのために注いできた時間は並大抵のものではありません。
こうやって、ものと格闘するのが楽しいからやってる、だけのことかもしれませんが。
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