西海市立S中図書館

2017年1月12日木曜日

適材

生徒会の新しい役員が決まりました。久し振りに、男子生徒が図書委員長を務めることになりました。

年齢的な傾向もありますが、たぶん世の中の動向を先取りもしていて、近年、生徒会の役員の中では女子生徒が圧倒的に多数を占めています。

個人的な経験からの感想に過ぎませんが、仕事ぶりも女子生徒の方がしっかりしている場合が多いようです。

しかし、今回は、久々の逸材が登場したという印象です。

数日前、彼のクラスの図書委員(女子2名)が、学級文庫に持っていく本の選書をしていたのですが、選んだ本を一瞥して、彼は、「読み物ばかりだ」と指摘しました。もっといろんなジャンルの本を選ぶべきだというのです。

何を選べばよいかという問いに、彼はいろいろ答えていましたが、例えば、自分は、日本の歴史シリーズからも何冊か持っていっていたと言っていました。

そして、その選択をするときは、そのとき歴史で学習している時代のものを選んでいたというのです。

部長の初仕事として、特集コーナー作りを頼んだら、テーマ決めの参考にするために、わざわざ市立図書館に行き、その特集コーナーを見てきたとも言っていました。

中学生男子で、これだけ熱意をもって、細やかな気配りのある仕事ができる人物がいるというのに、まず驚きましたが、まさに適材適所。図書委員長にまったくふさわしい人選でした。

2 件のコメント:

  1. 読み物というのは、文学フィクションという意味なのでしょうか?
    色々なジャンルのものが欲しかったでしょうか?
    ぜひどんな特集棚になったのか、興味がありますので、その後も書いてください。

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  2. コメントありがとうございます。そういう意味です。次の選書のときは、彼をぜひ連れて行こうと思ってます。

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