西海市立S中図書館

2013年1月23日水曜日

制度の不備(駆け込み退職)

退職金にからんだ駆け込み退職が話題になっています。

問題の本質は単純だと思います。長く働いた方が収入が少なくなるというような、馬鹿げた制度を作った人に責任があります。

少なくとも、制度を変えるときは、それに付随して起こりうるこうした問題点に対処するための付帯条項を考えているはずです。

それがうまくなされていなかった県がいくつもあったということは、あちこちの自治体で、役所の機能に不具合が生じつつあるということでしょう。それとも、国がせかしすぎたのでしょうか。

教師の責任を云々する前に、制度を作った責任者がきちんと釈明をすべきです。私の知る限りでは、知事や教育長がニュースに出てきて謝罪した例はなかったようです。ご存じでしたら教えてください。

先日引用したパオロ・マッツァリーノさんの見解が正しかったことが、ここでも証明されてしまったようです。まるでこの不都合の責任者はどこにもいなかったかのような有様です。現場の先生だけが悪者であるかのような論調ばかり。これじゃ、とっととやめたくなるのも仕方がありません。

※ その後、続報を読んでいたら、こうした問題点は分かっていたのに実施したということのようです。埼玉県知事は開き直り?分かっていてやってしまうのであれば、政治倫理の崩壊としか言いようがありません。

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