長崎市立図書館も、明日から臨時休館となります。急のことで、連休中に読む本を借りられなかった人も多いのではないでしょうか。電子図書館のサービスが始まっているので、そちらを利用するしかありません。
学校で、全校生徒にタブレットが配られました。情報担当の先生なんかが使ってみているようですが、さっそくいろいろ問題点も見えてきたようです。
そもそも、机が小さすぎて、教科書やノートと、タブレットを一緒には置けない。全員のタブレットを一斉に起動するまでに、かなり時間がかかる。キーを打つ速さに個人差が大きい。回線容量の制約から、1クラスくらいは一斉にネットに接続できるようですが、全校生徒は無理。生徒が落として壊しそう。保管場所が教室から遠い。私の勤務校では、そこが女子生徒の更衣場所にもなっていて、体育の時間の前後は使えない。等々。
問題点には単純なことが多いのですが、タブレットを買い与えればデジタル化が進むというものではまったくないことが分かります。教師が利用するかどうかということになると、さらにハードルは高いです。
今使っている教科書には、PDF版のものがおまけで付いているのですが、国語の教科書は縦書きなので、パソコン画面に大きく表示できません。タブレットに画面の回転機能が付いていればいいのですが、教師にはタブレットは与えられていないので、まだ試してみていません。
机は、図書室の閲覧机を使えばいいと思いますが(ただし、現状では数が足りません)、講義型の授業にはそれはなじみません。キーボードは、画面上で操作するソフトウェアキーボードを使えばよいと思います。
ここでも、本質的な問題は、タブレットやPCを授業で使うかどうかということではなくて、授業のあり方そのものが問われているのだと思います。
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