筑摩書房は、YA向けにいい本をたくさん出していますが、このシリーズにも、なかなかいい本が揃っています。中でも飛び抜けて面白かったのがこれです。
自分の体が自分の思うようにならないと感じることはときどきありますが、著者によれば、思うようにならないのがデフォルトなんだということでした。
なるほどそうだったんだと、まさに目から鱗が落ちる内容でした。吃音の本質がよく分かったと思いました。
「せめて大切な人の前ではどもりたい、と思ったんです。」
メタファーはかざりなんかじゃない。メタファーは現実を見る見方をつくりだす。
なんて言葉がとくに印象に残っています。
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