西海市立S中図書館

2024年3月1日金曜日

花と俳句 木蓮

木蓮の花許(ばか)りなる空を瞻(み)る 夏目漱石

これは、今週の月曜に撮った写真です。今年は、学校にある木蓮が昨年よりもだいぶ早く花を付けたようです。

漱石は、英文学の研究をしていましたが、漢文にも造詣が深く、この俳句の漢字の使い方などは、その面目躍如という感じがします。

「瞻る」という漢字を目にしたことのある人は、ほとんどいないと思います。私も知りませんでした。「見上げる」という意味だそうです。

木蓮の大きな花が枝一杯に咲き誇っているイメージが見事に捉えられています。

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