書き込みをずいぶんさぼってしまいました。ネタはいくつも思いついていたのですが、実際にこのページを開いて、新規の書き込みをするという気力が薄れてしまいました。
昨年度までは常勤で働いていたのですが、4月からは、時間講師となりました。時間だけはたっぷりあるはずなのですが、身体の動きが鈍くなって、いろいろなことをゆっくりゆっくりこなしています。
3月末に、ちょっとした病気で入院し、それが応えました。病気は大したものではないし、日常生活に不自由はないのですが、身体全体が、まだ手術前の状態には戻っていません。あるいは、もう戻らないのかもしれません。
今日は、仕事を終えて、午後から、長崎県美術館に行ってきました。展示のほとんどは、ジブリのアニメの簡単な紹介と、金曜ロードショーとの関わりの解説でした。紹介されている作品には、少しだけ絵コンテの実物が添えられており、見るべきものはそれだけかという印象を受けました。
解説を極めてざっくりまとめると、ジブリ作品が世間に広まったのは金曜ロードショーを通してであり、その後の発展も、日本テレビのおかげなんだということになるでしょうか。そこらあたりの詳しい事情は知りませんが、本当なんですか?
娘たちがまだ小さい頃、ジブリ作品のビデオを何本か持っていました。『トトロ』や『魔女の宅急便』は、娘と一緒に何度も観ました。昔のものは文句なしに楽しかった。『もののけ姫』あたりから、作品に込められたメッセージが少し鼻につくようになったと感じていました。その後も、作品ごとに出来不出来の波はありましたが、楽しめる作品がたくさん作られたと思います。
年を追って作品を紹介し、それに添える展示として、その年に流行ったものを実物で並べてありましたが、年寄りなら、ノスタルジーを少しはかき立てられたでしょうか。
文字中心でワンパターンの展示が延々続いて、これはあんまりだと思い始めていたら、最後の方に、著名なアニメの有名場面の原寸大模型がいくつかあって、係員が写真を撮ってくれたりしました。
展覧会のタイトルにジブリの文字があるので、子ども連れの見学者も多いと思いますが、子どもが楽しめる展示は少なかったと思います。
展示のやり方でどうかと思ったのは、入口を入ったところに、5分ほどのビデオがかかっていたことです。会場全体に、後戻りはするなという指示があります。それでなくても、取りあえずそのビデオは見ていこうとほとんどの人が考えるでしょう。ところが、そのスペースは十数人でいっぱいになるくらいの広さしかなかったのです。
平日なのになかなかの人出でしたが、休日などは、この入口で詰まってしまって、人が流れなくなるでしょう。行っていないですが、評判の悪い大阪万博を思い出しました。主催者側の考えが浅薄で、余計な渋滞を作ってしまっているように思うのです。
最近の飲食店では、わざと行列を作らせて繁盛しているように見せる行列商法なるものもあるようで、勘ぐればその類のものかもしれません。
ともかく、子連れで楽しもうと思っている人にはお勧めしません。ジブリのファンであっても、これを見逃したからといって残念に思う必要はないと思いますよ。レンタルビデオ屋もめっきり少なくなりましたが、どこかで一つ二つ作品を借りて家で見る方が、よほどジブリの世界にひたれると思います。
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