昼休み後の掃除の時間、3年生の女子二人が図書館に紛れ込んでいました。「どこの掃除?」と聞くと「わからない」との返事。
授業にはなかなか出てくれない二人なのです。掃除なんかしたことないのでしょう。隠れるのもうまくて、授業中、よく担任が校舎内を探し回っています。
三人でファミレスごっこをしようと言います。私が店員役。
「いらっしゃいませ。ご注文は?」
「えーっと、コーラとね、アイスクリーム」
「ここは本のご注文しか受け付けておりませんが」
「えーっ、なら、本を」
「どうぞお選びください」
ということで、それぞれ本を借りてくれることになりました。初めての貸出です。何が利用のきっかけになるか、分からないものです。
探してきたのは、分厚い恋占いの本と、『17歳のオルゴール』。5時間目は音楽で、授業には出たけど、本に読みふけっていたとか。おやおや。
「ケータイ小説」をいれてくれとのリクエスト。
「先生達に人気がないんだ」
「なぜ?」
「エッチな場面が多いというイメージがあるからでしょう」
「あんまりないのもあるよ。『天使がくれたもの』とか。『君がくれたもの』もそう。この2冊はペアになっているの。泣けるよ」「泣ける、泣ける」
さっそくリクエスト用紙に記入してもらいました。次に選書に行ったとき、購入を考えましょう。せっかくついたお客さん、引きつけとかないと、ですね。
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