平湯先生宅で、看板の文字のフォントの話をしていたら、書架からこぼれ落ちてきた小冊子が数冊。
その中の一冊です。『世界』1967年2月号掲載の同名論文(F.C.セイヤーズ、八島光子訳)を再録したもの。「子ども文庫の会」の発行で、手許にあるのは、1985年版の第六刷です。
よく読まれていたんだなぁと思いながら検索したら、なんと2008年版が出ていて、今でも手に入りました。訳者は変わっているようです。コンビニ受け取りで手数料無料ということなので、注文してみました。納期は1~3週間とのことです。
子どもの本は長生きと言いますが、小冊子ではあるものの、大人の本で、40年経っても版を重ねているというのは、それだけでも驚くべきことです。
内容はコンパクトながら、ディズニーがいかに古典的な児童文学を駄目にしたか、端的に述べてあります。朝読書の時間に読み終えられる量です。ぜひどうぞ。
私としては、この続編として、ディズニーキャラクターものがいかにぬいぐるみの世界を駄目にしたか(!?)、を論じたいところではあります。
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