○○隊のメニューから「ファイル書き出し」をなかなか見つけられなかった理由を考えていました。
Win書庫では、「蔵書管理>蔵書目録」と進んで、必要なデータを表示した後、「印刷」と「ファイル書き出し」が選べます。いたってまっとうなメニューの階層構造だと思います。
ところが、○○隊では、「印刷>蔵書目録」と行って、その下に「ファイル書き出し」があるのです。
パソコンソフトの一般的なメニューとして、「ファイル>保存・印刷」という形がありますが、これはパソコンと外部とのデータのやり取りということで、並んでいてもおかしくありません。しかし、印刷メニューの2段下にファイル書き出しがあるのは、構造的に見つけにくいのです。
NDCが使いにくいと感じるのはこれと同じ理由です。どうしても、言葉の意味の構造で探そうとしてしまい、うまくいかないのです(我田引水!)。
もっとも、公共図書館では、keep9さんがコメントされていたように、検索用端末で当たりを付けるのが正攻法のようです。特に、最近できたところは別置が多いし、それも複数のフロアにまたがっていたりするので、うっかりNDCを指標に入り込むと、無駄な動きが多くなってしまいます。
keep9です。
返信削除私のコメントが引き合いに出されているので、ちょっと補足。
公共図書館で検索用端末が多用されているのは、これはもう理由は単純で、ほとんどの図書館利用者にNDCの知識がないためです(司書資格の勉強を始める前のワタシ自身にしてからがそうでしたし)。
実際にNDCの知識が身についていれば、検索用端末で当てずっぽうの件名を入れるよりはずっと広い範囲から資料を探すことが出来ます(と、これは司書として仕事をしている人間の実感として)。
先にshark-libさんが挙げられていた、件名からNDCの分類を吐き出すソフトも、分類が分かればそこから探すことが可能だから有用なわけで。
大きな公共図書館で資料を探すような経験は、むしろ大人になってからやると思いますが、中高時代までにNDCの断片でも教わっていれば、もうちょっとましな資料探しができたんだがなー、とこれは40代の繰り言ですかね。
keep9さん、丁寧なコメントありがとうございます。
返信削除先日、看板用のいいフォントがなかなか見つからないので、市立図書館に探しに行きました。芸術のデザインのあたりだと確信を持って探すのですが、見つかりません。
その辺りを2~3回うろうろして、やっぱりないので検索用端末に行きました。すると、別置で、別のフロアにあることがわかったのです。
もちろん、NDC知っていたら、知らないより有用だというのは間違いないでしょう。
でも、利用者の立場からすると、検索用端末と、しっかりしたレファランスがあれば、知らなくても困らないわけです。検索機能は、これからもっともっと進歩するでしょうし。
図書館の運用をどうするかについては、慎重に考えるべきでしょうが、一言で言えば、利用者が直感的にわかる分類・配架が望ましいと思っています。
今後もNDCのことに少しずつ触れていきたいと思いますが、一番引っかかっているのが考え方の部分なので、分かりにくいことを理屈っぽく書いてしまうかもしれません。前もって言い訳です。