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さて、看板作りもいよいよ仕上げの段階です。
木の素材感は、塗装なしの方が味わえるところもありますが、時間がたつと焼けたり汚れたりしてくるので、余裕があれば塗装するとベターです。
塗装の最初は下地作り。サンドペーパーで表面を磨きます。最初は120番(目の粗さを表す数字。高いほど細かい)くらいから始めます。写真のように、板きれに巻くと磨きやすくなります。
他にもホームセンターに行くと、磨くための道具が各種売られています。もちろん、電動サンダーも使えます。
気をつけるのは、木目の方向にペーパーを動かすこと。直角方向に動かすと、表面についた傷が後まで残ってしまいます。
磨いたら、きれいな雑巾でほこりを落とします。水性塗料を使う予定だったので、水で湿らせてかまいません。油性塗料の場合は、シンナーで拭きます。
今までは、耐久性や仕上がりの感触の良さから、油性の塗料を使うことが多かったのですが、手軽さを考えて水性塗料にしました。ハケや容器が水で洗えるので、とても楽ちん。
ニスは技術室のものを使わせてもらいました。ハケは自前。大小あると便利です。
最初に小さいハケで縁の方を塗ります。
次に、大きいハケに持ちかえて、木目と直角方向に塗ります。
二度目は木目と平行にハケを動かして、全体にムラなく塗料を広げます。
一晩乾燥させたら、少し目の細かいサンドペーパー(180番~240番)で表面を軽くこすります。1回目の塗料が落ちて、木肌が見えてもかまいません。
最低二度は塗りたいところです。繰り返すほど仕上がりはきれいになります。今回は、4回塗りをしました。最後は400番のペーパーを使いました。
塗料が完全に乾いてからペーパーがけをしてください。二度目三度目と、だんだん使う塗料は少なくなります。一度目は結構な量の塗料が木に吸われます。
次は文字の部分です。台木同様に、まずサンドペーパーをかけます。
こちらも水性のペンキを使ってみました。1回塗り用とあります。
実際塗ってみると、確かに1回でも十分なくらいの仕上がりになりました。ていねいに作業するなら、最初に砥の粉やパテを塗って下地作りをするのですが、ほとんどそんな必要はないと思いました。
今回は、一晩乾燥させた後、目の細かいサンドペーパーを軽くかけて、2度塗りをしました。いよいよ明日には完成の報告ができると思います。
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