西海市立S中図書館

2011年6月10日金曜日

入り口看板製作 塗装

今日も夕方から平湯先生と『手作り改修法』原稿の検討。書き直しばかりやってますが、だいぶ全体像が見えてきました。8月1日~3日に尼崎市で行われる学図研の全国大会にはぜひ間に合わせたいと思います。

http://www.geocities.jp/gakuto_hyogo/

さて、看板作りもいよいよ仕上げの段階です。

木の素材感は、塗装なしの方が味わえるところもありますが、時間がたつと焼けたり汚れたりしてくるので、余裕があれば塗装するとベターです。


塗装の最初は下地作り。サンドペーパーで表面を磨きます。最初は120番(目の粗さを表す数字。高いほど細かい)くらいから始めます。写真のように、板きれに巻くと磨きやすくなります。

他にもホームセンターに行くと、磨くための道具が各種売られています。もちろん、電動サンダーも使えます。

気をつけるのは、木目の方向にペーパーを動かすこと。直角方向に動かすと、表面についた傷が後まで残ってしまいます。

磨いたら、きれいな雑巾でほこりを落とします。水性塗料を使う予定だったので、水で湿らせてかまいません。油性塗料の場合は、シンナーで拭きます。


今までは、耐久性や仕上がりの感触の良さから、油性の塗料を使うことが多かったのですが、手軽さを考えて水性塗料にしました。ハケや容器が水で洗えるので、とても楽ちん。

ニスは技術室のものを使わせてもらいました。ハケは自前。大小あると便利です。


最初に小さいハケで縁の方を塗ります。


次に、大きいハケに持ちかえて、木目と直角方向に塗ります。


二度目は木目と平行にハケを動かして、全体にムラなく塗料を広げます。

一晩乾燥させたら、少し目の細かいサンドペーパー(180番~240番)で表面を軽くこすります。1回目の塗料が落ちて、木肌が見えてもかまいません。

最低二度は塗りたいところです。繰り返すほど仕上がりはきれいになります。今回は、4回塗りをしました。最後は400番のペーパーを使いました。

塗料が完全に乾いてからペーパーがけをしてください。二度目三度目と、だんだん使う塗料は少なくなります。一度目は結構な量の塗料が木に吸われます。

次は文字の部分です。台木同様に、まずサンドペーパーをかけます。


 こちらも水性のペンキを使ってみました。1回塗り用とあります。


実際塗ってみると、確かに1回でも十分なくらいの仕上がりになりました。ていねいに作業するなら、最初に砥の粉やパテを塗って下地作りをするのですが、ほとんどそんな必要はないと思いました。

今回は、一晩乾燥させた後、目の細かいサンドペーパーを軽くかけて、2度塗りをしました。いよいよ明日には完成の報告ができると思います。

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