School Library Rover
学校と学校図書館作りにまつわるいろいろ 手作りによる図書館改造を中心に
西海市立S中図書館
2011年6月21日火曜日
西成活裕『とんでもなく役に立つ数学』朝日出版社、2011
『食える数学』もよかったですが、こっちの方がさらに面白かったです。
著者は「渋滞学」の創始者。高校生12人に行った特別授業の記録です。微積とか三角関数とか対数とか、こんな風に教えてもらったら、分かった気がしただろうなぁ。
計算なんか必要ありません。数学の抽象性が、見事に具体的な事象と結びつけて説明してあります。ほんと、数学って役に立つんだと思いました。
渋滞学の入門としても読めるかな。
ただ、数学の本って、『食える数学』にしても、装丁やタイトルがいまいちね。爆発的に売れそうにはないな。
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