小学校に続いて、来年度から中学校の教科書が採択替えになります。見本を見ました。
当然、読書活動に割くページが増えています。例えば、M社の1年生では、本の紹介に6ページ、読書活動に2ページだったのが、「おいしい読書」という一つの単元として取り上げられ、本の紹介7ページ、読書活動7ページと増量。
読書活動の内容も変わりました。
旧版(現在使用中)。読書記録、読書感想文、図書館の利用、本の探し方(十進分類)がそれぞれ1/4ページ。
新版。旧版の内容は、学習の進め方の一つとして1ページに圧縮。感想文はカット。読書紹介の活動に4ページ。情報収集のコラム2ページ。となっています。
本の紹介ページも、旧版は読み物ばっかりだったのが、数学や自然科学、芸術なども取り入れているのは評価できますね。テーマごとの紹介で、学年によってテーマも変わっていきます。
ただ、この会社、物語の選択は超保守的。本文(1年生)にはヘッセ『少年の日の思い出』がまだ生き残ってます。本の紹介に有島武郎や武者小路実篤とかね。
あ、目に付いたのは2年生の読書単元に新しく採用された「旅する絵描き」(伊勢英子)。本の紹介で『ルリユールおじさん』も取り上げられてました。
本の紹介に取り上げられた『14歳からの社会学』(宮台真司)もM社としてはがんばりましたね。でも、宮台さんでホントにいいの?似たタイトルでも『14歳からの哲学』(池田明子)とは違って、毒がありますよ。
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