図書館家具を作るときは、誰にでもできて、苦労の少ない方法を考えています。そのために、なるべく電動工具を使うようにしています。電動工具は、適切に使うことで、作業をずいぶん楽にしてくれます。
でも、手動の工具もいくらかは必要です。
ノコギリはどうしても持っておきたいものの一つです。写真の二つは、どちらも刃の部分が取り替えられるタイプです。どちらか一つあれば十分です。
使っていると、どうしても切れ味が悪くなったり、歯の一部が折れたり、全体が曲がったりしてしまいます。そのときは、刃を取り替えてしまえば簡単です。コストも、もちろん全体を買うより安いです。
保管のときも、刃を取り外せば、かさばりません。移動のときも、刃の部分だけ外すことで、刃に余計な力をかける心配がなくなります。
ノコギリの目立てなんて言葉がありますが(小さなジグザグの歯を特別の道具で研ぐこと)、実質的には死語に近いかもしれません。
定規では、曲尺(かねじゃく・さしがね)とメジャーがほしいです(それぞれ1個ずつ)。板を切るとき、横の辺に対して垂直な線を引くことがよく出てきます。そのときに曲尺(直角定規)を重宝します。
曲尺には、cm以外の目盛りが打ってある部分もあるので、注意してください。丸太から板を切り出すようなとき、計算がしやすくなっていますが、今はこれもほとんど使わないので、cmだけの目盛りのものもあります。
正確な直角を測るときに使う、スコヤという特別な道具もありますが、必要となることはほとんどないでしょう。
80cm、1mといった長さになると、曲尺では測れないので、メジャーを使います。1mまでなら、金属製の直定規もあって、広いベニヤ板に線を引くときに、重宝します。これも、しかし、メジャーで十分間に合います。
学校には、黒板で使うための1mの直定規や、大きな三角定規、コンパスなどもありますが、こういうものが便利なときもあります。
ホームセンターに行くと、定規だけでもいろんな種類があります。私は曲尺の大小、金属の直定規大中小極小、45°も測れるスコヤ、メジャー大中小、木製の折れ尺(折りたためる定規)、カッター用のプラスチック定規、普通のプラスチック定規大小、曲線定規(固定のものとフレキシブルなもの)、水準器(レベル)など持ってます。
う~ん、それぞれ用途はあるとはいうものの、こんなになくてもいいです。もはや趣味のコレクションですね、これは。
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