副題が「料理の科学と実践レシピ」となっています。科学の棚にありました。料理の棚にもあったけど、どちらかというと科学の棚が似合ってるかも。
著者によれば、「ハッカー、Maker、プログラマ、エンジニア、オタク、技術屋」などをまとめてギークと呼んでいるそうです。
題のつけ方がうまい!私のような半オタク(あるいは元真性オタク)はすぐ引っかかってしまいます。8月6日に紹介した”Made by Hand”と同じ版元です。
あのとき一緒に紹介した『子どもが体験するべき50の危険なこと』も読みました。これもタイトルに引っかかってしまってました。中身は、アメリカの事情に制約されている部分が多くて、タイトルほど刺激的ではありませんでした。
おっと、話がそれました。変形B5版の406ページ(!)のなかに、レシピもたくさん載ってますが、例えば食品を保存するとき、暖めておくのと冷やしておくのが本質的にはどのように違っているかとか、チョコレートムースを卵白で作った場合とホイップクリームで作った場合の違いはどこにあるか、など、いろんなことについて、比較しながら、原理にさかのぼって解説してあります。各種の道具についても同様。
料理ハッカー(なんて言葉があるかどうかしりませんが)向け。 料理人のタイプ(5分類)まで論じてあります。ただおいしい料理を作りたいだけの人は、買わない方がいいかも、です。
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