西海市立S中図書館

2011年11月26日土曜日

棚板などを切るための道具(金切りノコ)

書架やカウンターなどの改造に必要な工具の紹介です。


これは、金切りノコ。上は普通のタイプです。下は、似たような種類の刃をハンドル部分に差し込んで使うもの。

棚板などを切るとき、クギやビスがあると普通のノコでは切れません。金切りノコを使います。ただ、上のタイプだと、刃の両端を支える腕の部分が邪魔になって、実際は使えません。

下のタイプは、刃も弾力があって、少し曲げながら使ってもよいように出来ています。刃の出し方も変えられるので便利です。

実際にやるときは、刃をだめにする覚悟で普通のノコで切っていき、クギなどにあたったら金切りノコに持ち替えるということになります。

金切りノコの刃はとても小さいので、木も切れますが、とてつもなく時間がかかるのです。

それから、日本の普通のノコギリが、引くときに切るように作られているのに対して、金切りノコは、押すときに切るように刃をつけます。

ということは、普通のノコは引くときに力を入れ、金切りノコは押すときに力を入れるということです。力を入れっぱなしだと疲れるし効率が悪いです。この力の入れ具合(抜き具合)を身体が覚えると、ノコで切るのがぐっと楽しくなります。

テレビショッピングやネットショップで、「何でも切れる」と称するノコが販売されていますが、「何でも切れる」ことと、それが実用に耐えるものであることとはまったく別の問題です。

こうしたものは、びっくりするような値段がついていることも多いです。工具は、よくわかっているものは別ですが、面倒でも実際にホームセンターなどへ行って、できれば実際に動かしてみて買うのがよいと思います。

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