西海市立S中図書館

2011年12月21日水曜日

学校図書館の手づくり改修法~何から手をつけたらいいのか(書架の中身)

書架の中にも、処分したいものがたくさんあります。私が今の学校に来たときの書架の写真です。


どうしてこれが中学校の図書館に必要なのかわかりません。購入以来誰も開いてないでしょう。こういうものは、公立図書館にそろっていればいいので。


一番右端は、郷土資料なので、置いていてよいと思いますが、真ん中の歴史事典。中身を見なくても、古すぎて使えないことが予想できます。茶色の背が破れた事典なんか、論外。


『現代保健体育学大系』なんて本がありました。教師むけ。こうしたものは、職員室の中か近くに置いた方がいいでしょうね。それにしても古いので、廃棄対象だとは思いますが。

極端な例だけあげましたが、これでも、私が来る前の年に、蔵書のデータ化をやっており、いくらかは整理されたはずなのです。それでもこんなのが生き残っているのです。

義務教育の学校図書館ということを考えると、古くなっても保存しておかなければならないような本は、ほとんどないと思います。例外は郷土資料くらいでしょうか。

SLAが作っている廃棄規準の例を見てみてください。本の種類にもよりますが、おおむね3~5年で廃棄できるようになってます。

http://www.j-sla.or.jp/material/kijun/post-36.html

もう少し簡略化したものを学校で作ったらいいと思いますが、本は野菜と同じで、鮮度が命。常々平湯先生が強調していることでもあります。

子どもがまったく手に触れないようなものを書架に並べていても、他のいいものを目立たなくしてしまって、いいことありません。

廃棄が難しければ、別室に保管するとか、それもできなければ、隅の目立たないところにまとめておくようにした方がいいと思います。部屋全体もですが、書架の中も大胆に整理したいところです。

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