西海市立S中図書館

2012年6月24日日曜日

にわとりのテーブル 1 天板の接合

H小には、10畳の畳のスペースがあります。そこに、『学校図書館の手づくり改修法』にも紹介されている、にわとりの形のテーブル(平湯モデル 305-D)を作りました。工程が多いので、何度かに分けて書くことにします。

まずは、5月22日に紹介した原寸図を、畳のスペースに置いてみました。これができたら、他の丸テーブルはいらないと思います。


準備として、まずは、900×1800×18mmの集成材を2枚用意しました。長崎市郊外のホームセンターで、1枚、3980円。

この1枚と半分を、5月19日に紹介したビスケットジョイントカッターを使ってつなぎました。残りの半分は、脚に使います。


ビスケットジョイントは、水性の木工用ボンドを使うのが本来のやり方ですが、ここでは、十分な強度を出すため、2液性のエポキシ接着剤を使いました。

水分がないので、ビスケットが膨らみませんが、その分、接着剤を多めに使いました。


こういうものの接着を頑丈に仕上げるには、圧を加えなければなりません。普通は木工用のハタガネを使うのですが、1.8mの長さのものは市販されていません。金具を買って水道管などで自作するか、そうでなければ、別の方法がいります。


ホームセンターでいろいろ探していると、こういう用途に使う、締め込み式のベルトが売られていました。

トラックなどに、荷物をがっちり固定するとき、このような仕組みのベルトを使うことがあります。レバーを動かすと、ベルトが巻き取られていって、だんだん力がかかっていきます。


やってみてわかったのは、ハタガネよりも、こちらの方が使い勝手がよいと言うことでした。ハタガネは片側から締めるので、どうしても板全体が、力を掛けている方に反ってしまいます。

このベルトは、板の上側、下側両方に力がかかるので、どちらかに反るということがありません。そういうことに気を使わなくてよかったので、とても助かりました。

さて、接着剤が十分固まるまで、この状態で一晩置きます。

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