西海市立S中図書館

2012年9月23日日曜日

赤木かん子『学校図書館のつくり方』について~続き

赤木さんの分類についての説明には大賛成です。公共図書館の分類や大学図書館の分類についてのQ&Aも的確。

一般図書館向けに作られたNDCを、専門性の高い大学図書館を使いこなせるようにするために教えるんだ、というのはナンセンス。

それから、NDC丸暗記する必要ないとか、いいこと言ってます。学校で「教える」ということになると、覚えなくてもいいことを覚えさせるようなことになりがち。

分類と配架についての説明ももっともだと思います。(次の一文は引用です。)


NDCは数字を使っていますが、本を書架に並べるときに、この数字の順番で並べるわけではありません。


数字の順番に並べると、実際はとても使いにくい配架になってしまいます。

統計では、ほとんどの公共図書館がNDCを使っているということになっていますが、多くの公共図書館は(って、私が見たことのあるところはすべて、です)それぞれの館の特性を生かした独自の配架をしています。

ここらあたりの実態を詳細に調査したものがないか探してるのですが、ご存じのかたおられたら教えてください。


ところで、赤木さん、ていねいにNDCの由来を説明してくれているのですが、NDCのもととなったデューイの分類とされている表が、NDCになってました(初版、22ページ)。

光村図書ともあろうところが、何でこんな間違いを見逃したのか?


NDCのこと書くと、どうも、私の方が論争的になってしまうようです。いかん、いかん。

2 件のコメント:

  1. 一地方公務員が好き勝手に稚拙な文章を好き放題に綴られるとは本当にいい世の中になったものです。

    この程度の人間が蔵書の目利きをしているとは世も末です。

    子どもは私立に入学させるべきだと学習できました。

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  2. どのようなものであれ、批判は書いていただいていいですが、このコメントは、何をおっしゃりたいのかよくわかりません。
    文章が稚拙、ということでしたら、それはそうかもしれません。ブログとは、稚拙な文章でも発表できるありがたい場所です。
    むしろ、練りに練った文章ではない、雑感を気ままに綴れる場所だと思っています。
    「蔵書の目利き」という古風な言葉で何をさしておられるのかわかりませんが、文章の稚拙さと、そのことが、どのようにかかわるのか、これまたわかりません。
    「蔵書の目利き」とおっしゃる内容の、どこがダメなのか、具体的に書いていただけたらありがたいのですが。
    ここに書き込まれたということは、赤木さんへの批判がお気に召さなかった?それならそれで、赤木さんを擁護する論を張ってほしいですね。
    もし、公務員の資質ということを問題にされたいのであれば、たった一人の例で早急な判断をされるのはいかがなものかと思います。

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