夏休みの研修会の反省と、今後の展開を探るため、平湯先生宅を訪問。行けば必ず長話になってしまいます。
『ルリユールおじさん』の仏語訳の造本の話を出したら、しばし製本談義になりました。
平湯先生が、高校勤務だった頃、日本図書館協会が出している『十進分類表』が、2冊ぼろぼろになってしまったこと。高校図書館程度の使用頻度に耐えない。どうして図書館協会ともあろうところが出す本が、用途に応じた強さのある造本になっていないのか、とても残念に思うとのことでした。
さて、本題の研修会について。ちょうど市教委から、参加者の感想の一覧も送られてきていました。おおむね皆さん手応えを感じてもらえたようです。
平湯先生は、ここで一気に10校程度を改修し、さらに来年30校、といったペースで進めようという考えです。
私にとっては、目を疑うような数字。思わず「ちょっと多すぎるのでは?」と言ってしまうのですが、これくらいやらないと、市内の111校をやっつけるには間に合わないだろうという見通し。
いつもながら、このエネルギーは、いったいどこから出てくるのだろうと思ってしまいます。
たぶん、一つの理由は、平湯先生が、大きな歴史の流れの中で仕事をしているという自覚があるからなのでしょう。 というか、平湯先生自身が、戦後の日本の図書館の歴史をつくってきた一人であることは間違いありません。凡人にはついていくことさえ難しいレベルではあります。
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