入門的な科学の読み物、いろいろ出てます。そんな中で、今回は図書館には買わなくていいと思った2冊。
どちらも、タイトルがよかったのか、書店の棚に結構居座り続けてます。
『感じる科学』の帯には、「バカバカしいたとえ話で科学の本質がわかる」とありますが、これがほんとにバカバカしい。ときにはそれを通り過ぎて、悪ふざけ気味。
科学の入門書をどのように書くか、それは書き手に任されてますが、別にここまで話を落とさなくてもいいのじゃないかと思ってしまいました。
佐治さんの著書では、以前『14歳のための物理学』に触れました(2011年7月14日)。 今回もやはり、イメージ写真以外に、図などはいっさい使われてません。
さらに、佐治さんは、自分独自の時間論をぶちたかったフシがあります。それはそれで結構ですが、それに『14歳のための・・・』というタイトルつけてほしくないですね。
その時間論が、例えばベルグソンからどれだけ進んでいるのか?厳しく言えば、物理学者が哲学に手を出してこけた、 という一冊、かな。
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