西海市立S中図書館

2013年4月14日日曜日

M社教科書(中学校国語1年) 続き

そういえば、改訂前の1年生教科書、工藤直子さんの作品を除くと、独立して詩は載ってなかったことに気づきました。高橋世織さんの文章の中に、宮沢賢治が引用されていただけ。

新版では、昨日あげたものの他に、一番最後に、茨木のり子さんの「木は旅が好き」が載ってます。

詩への導入を文語詩から始めるのはあんまりなので、「木は旅が好き」と谷川俊太郎「き」(近藤真『中学生のことばの授業』参照)を組み合わせて、近藤先生がやった「木になる」を参考に、詩を書くことにしようかと思います。

授業で詩を読んだり書いたりすること、もちろん、実用的な言葉の力とは直接関係しません。そう言ってしまえば、文学作品全部なんですけど。

ただ、読むにせよ、書くにせよ、言葉の世界で遊ぶことは、言葉と付き合っていく上で欠かせないことだと思います。

私が1年間だけ働いたことのある某高校(私の母校でした)では、カリキュラムから詩歌はすべて排除されてましたけど、今はどうなんでしょうか。模試や入試に出ないことはしない、という実につまんない学校でした。

入試に出ることだけやってりゃ点数があがる、という訳でもないでしょうにね。

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