西海市立S中図書館

2013年4月13日土曜日

M社教科書(中学校国語1年)

金曜の夜は、国語の研究会でした。ずっと細々と続いていて、教科書も読んできたのですが、ここにはあまり報告を書いてませんでした。昨年度末から、1年生の教科書を読んでいます。

M社の1年生の教科書は、本来の単元が始まる前に、「言葉に出会うために」と称して、「小学校で学んだことを確認し、中学校の国語学習の準備」をするための学習ガイダンスとでも呼ぶべき部分がついてます。

そこに、「音読・発表」「学習の記録」「図書館・読書」「辞書・インターネット」といったことがらがそれぞれ解説してあります。

工藤直子さんの「野原はうたう」からの作品が最初に載せてあるのですが、改訂前は最初の単元という扱いでしたから、教材からは外れたと言っていいんでしょう。

なんだか、とっても中途半端。

ホントは外したかったけど、いきなり外せないので・・・みたいな編集部の裏事情を勘ぐってしまいます。

そもそも、全体に難しい文章の多いここの教科書に、「野原はうたう」はちょっと浮いてました。これを外して、入った詩は、荒川洋治さんの「はじめての詩」という文章の中に引用されている国木田独歩。その後に山村墓鳥、カール・ブッセ、草野心平、室生犀星が続いています。

草野心平はオノマトペのみの作品。他はほとんど文語です。

それにしても、工藤直子さんからいきなり国木田独歩は、飛躍が大きいですね。

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