国語のA問題は、全8問。その中で、図書館に関わるものが一つありました。
図書委員会が募集し、専攻した読書推進のキャラクター候補二つをもとに、図書だよりの記事を書くという設定。その記事をどのように書くべきか、見出しの変更の理由を問う問題と、キャラクターの評価について、資料から適切な言葉を探して書かせる問題。
今回は、図書館そのものに関して言うと、あまり関係ない問題でした。
このように、資料を提示して、それを材料にいろいろ問う問題が、8問中、5問を占めます。残りのうち2問が文章の読解。1問は語彙力や敬語、文法などでした。
文章を読むことよりも、資料をもとに発表をしたり、まとめたりという作業をすることの方に大きなウェイトがあることがわかります。
文章の読解を中心に展開してきた今までの国語の授業の形を変えなさい、という強いメッセージが、その背後にあるのだと思います。
研究会のメンバーの一人は、こうした問題はどちらかと言えばB問題的だと感じていたようですが、A問題に固めて出ているということは、こうした活動こそが国語の基礎・基本だと言いたいのでしょう。
さて、国の言いたいことはわかりました。しかし、これで国語の授業が変わっていくものかどうか?はなはだ疑問ではあります。
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