選書の際の基本理念の一つです。
いくら良書(と呼ばれるもの)を並べても、読まれなければ仕方がないでしょう。
また、子どもたちの普段読んでいるものに対して、そんな程度の低いものばかり読んで、と言うのもどうかと思います。
そうした考え方の基本は、平湯先生から受け継いだものです。
自らの中にある良書主義に対する戒めとして、いつも強く意識していることです。
古典的な本ばかり読んでいれば「健全な」子どもが育つというのは、とんでもない誤解であることは、子育てをしてみれば嫌というほど思い知らされます。
こちらが読ませたい本と、子どもが読みたい本との間にはいつも大きなギャップがあります。
それは、決して埋まることのないものでしょうね。それを忘れず、なるべく子どもたちの現実に寄り添った選書をしたいと思ってます。
もう一つ埋まらないのが、こうした考えと、お役所なんかの求めるものや、教科書的な発想との間にある深い溝。どうにもなりません。
とりあえずは、我が道を行かせてもらいます。
この記事とは直接関係ありませんが、中学校図書室の歴史の分野の選書について、ご相談したいことがあります。
返信削除私自身、歴史ものが苦手なせいかなかなか良い本が見つかりません。かと言って各時代をまんべんなく網羅したピカピカの全集ものはあまり魅力がないように思えます。
コミック伝記でお茶をにごすのもどうかと…。(最近ゲームキャラ紹介本みたいなのもありますね。)
厚かましいですが、よろしければなにかお知恵を拝借できないでしょうか?
コメント、ありがとうございます。学習に関わる図書、いいのがなかなか見つかりませんよね。参考になるかどうかわかりませんが、私のところに入れているもの、今度いくつか紹介します。少しお待ちください。
返信削除気長に待ってますので、気が向かれた時で構いません。ありがとうございます。
削除コメントが、いちいち許可しないと表示されない設定になってしまいました。そんなところ、いじった覚えはないのですが。それはさておき、なかなかいいテーマだと思うので、何回かにわけて書こうと思ってます。
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