昨日の続きを書くつもりだったのですが、予定変更。今日は、国語部会の研修会で、講師は、大学院の同級生だったK先生でした。
K先生と話をするのは、十数年前に、やはり研修会の講師として長崎に来てもらったとき以来でしたが、そこは同級生のありがたいところで、十年やそこらの年月は、一瞬で飛び越えることができます。
懇親会でいろいろ昔のことを話していたら、私が、その頃、理論や体系がしっかりしていない国語教育の世界にいらだっているように見えたと言われてしまいました。
片や、K先生は、大学卒業後、1年間現場で働いてから学校に来ていました。その頃、現場での経験をいろいろ話してもらっていたのですが、私には、その話がとても新鮮に感じられました。でも、そのことの本当の意味は分かっていなかったように思います。
K先生の研修会での話も、授業に即した極めて具体的なもので、かつての私が聞いたら、ややいらだっていたかもしれません。
今は、そのことの意味が少しはわかるようになったと思っています。私たちの日々の実践が、一つ一つの具体的な営為の積み重ねの上にしか成り立ちえないということ。
文章に出てくる言葉の一つ一つを、ないがしろにせず授業を進めていくこと。改めて、そういう当たり前のことの大切さを感じさせてくれる話でした。
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