五島では、診療所で医者をしながら農業をやっている、宮崎さんの農場を訪ねました。
農場では、間伐材の丸太で、掘っ立て小屋の工事中。
宮崎さんは、木桶作りや、ノコギリの目立ての技術を学んでいます。手仕事にこだわり、環境に負荷を与えない生産と、徹底したリサイクルを推し進めるためです。
今や、目立ての職人は、全国でも数えるほどしかいなくなってしまったそうです。
こうした時間のかかる作業は、コストに見合わないということでなくなっていったと思うのですが、と質問したら、コストを考えたらこのやり方はできないという返事が返ってきました。
今日の石油に依存した社会は、いずれ成り立たなくなるというのが宮崎さんの信念です。
強烈なミッションに従って生きている人の相貌は、とてもさわやかでした。
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