この本には、昨日紹介した『さんまをきれいに食べられますか?』と共通点があります。
それは、タイトルのつけ方です。タイトルだけ見ると、紫式部のことだけを取り上げた本のように見えますが、実際は、百人一首のさまざまな歌を取り上げてます。
『さんまをきれいに食べられますか?』同様、インパクトのある例を一つだけとりあげてタイトルにするというやりかたです。
この本は、帯や、まえがき、あとがきに百人一首のことが書いてありますが、表紙・裏表紙には、そのことはいっさい触れられてないので、ちょっと不親切かもしれません。
ともあれ、面白い趣向の本ではあります。平安時代の貴族社会というと、現代とははるかにかけ離れていて接点が見えにくいのですが、これを読むと、世の中、案外変わっていないのだと思えてきます。
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