西海市立S中図書館

2014年2月19日水曜日

市図書館部会

今日は市内の中学校の図書館部会でした。忙しくて首の回らない日々ですが、何とか出て行きました。一つ大失敗。

司書のHさん(普段は小学校勤務)に、今日、新着図書のブッカー掛けを頼んでいたのでした。これは、私の配慮が足りませんでした。Hさん、ごめんなさい。


3年生の担当ということもあって、毎日とっても忙しいんですが、そういうときだからこそ外に出るべきかもしれません。いいことがいっぱいありました。

実は、仕事の上でも、私生活でも、かなり煮詰まった感じがあったのですが、外に出て、滅多に会わない図書館の関係者と顔を合わせておしゃべりをすると、そういうもやもやしたものが吹き飛んでいきます。

ブログもちょっとネタ切れ気味でしたが、書いておきたい材料もたくさん見つかりました。少しずつ書いていきます。


今日は、部会の最後に、市立図書館の司書2名による選書のお話がありました。市立の豊富な蔵書から実物を持ってきて紹介してもらうので、とても参考になります。

その中に、岩波書店のYA向け、スタンプブックスというシリーズがあって、固い装丁の多い岩波にしては、親しみやすい表紙でよかった、という話がありました。

それで手に取ってみたのですが、やっぱり固い(表紙以外は相変わらず、という印象)、という話を司書のKさんにしていて、じゃ、好みの出版社はどこですか、と尋ねられました。

思わず、筑摩書房と答えたら、(それも)固いじゃないですかと言われてしまいました。私の持っているお堅い岩波のイメージに対して、筑摩書房の文芸書はとっても柔らかい印象があったのですが、
家に帰って、書棚からいくつか筑摩書房の本を抜き出してみたら、やっぱり固かったです。

図書館に関わるようになって、本を通じて広がる知の世界は、誰にとっても親しみやすいものであるべきだと思うようになりました。そうしてみたとき、岩波書店って、何だかなぁ(2011年10月20日のブログ参照)と感じるようになったのです(Kさんの言うとおり、そんな出版社もあっていいんですけど)。

私は、岩波ジュニア新書より、ちくまプリマーブックスの方がずっと好きです。これは、単に好みの問題?


ちなみに、自宅の棚にあった筑摩書房の本は、石原吉郎の『望郷と海』(1972)。久しぶりに手に取りましたが、装丁も固いし、内容も思いきり固い。でも、このゴチゴチの消化不良になりそうな固さが、若い私の胃袋には心地よかったのでした。読み返したら今もそう感じます。さっき書いたことと、思いきり矛盾してますが。

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