みんなでやる
毎日やる
好きな本でよい
ただ読むだけ
たったこれだけですが、これを現実に徹底することはなかなか難しいです。
「みんなでやる」ことの難しさ。何が難しいって、教師がなかなか参加してくれないのです。学校で何かやらされるのは生徒で、教師は見てるだけ、という学校文化の本質を突き破る活動だからこそ、やれば効果があると思うのですが、なかなかそれができません。
「毎日やる」。教師がやらせたいこと、いっぱいあります。やっぱり勉強もさせなくちゃ、ということで、読書なんか適当にあしらっておけばよいというのが、たぶん大方の意見です。
「好きな本でよい」「ただ読むだけ」
これは、もう、教師にとっては指導の放棄に等しい方針ですから、みんな従うわけがありません。まともな教師なら、こんなことやっちゃいけません。
市内でも、ほとんどの学校が朝の読書活動やってることになっていると思いますが、図書館部会では、読書感想文を意識して朝読書をやらせたいとか、朝読書の時間の「きまり」の数々(!)とか、思いきりこの原則に背く見解が堂々と述べられます。
例によって、議論はおろか、質疑すらない部会なので(じゃ、何のために集まってるの?)、こういう意見に疑問をさしはさむことさえできません。
でもね、図書館部会でこのありさまですから。係でもないその他の教師がどう考えているか、推して知るべしです。
私は、毎年年度初めの職員会議で、この単純な4原則を、繰り返し提案しています。その後は、それぞれの学級のやり方に意見は言わないようにしています。あんまりしつこく言うと、朝読書なんかやめてしまえと言われかねないので。
たぶん、朝自習にしたいと思っている人も少なくないでしょう。面倒くさそうな奴が図書館担当だからそんなこと言わないだけかもしれません。
かろうじてやっている今の状態が、いつまで続いてくれるのでしょうか。はなはだ心許なく思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿