西海市立S中図書館

2015年6月24日水曜日

誰のための図書館?

今日は、中学校の図書館部会でした。市内の学校の図書館担当者が集まります。数学や社会の先生もいましたが、まだほとんどの学校で、国語の教師が学校図書館担当です。

部会の話し合いの中で出てきた意見を聞きながら、図書館の運用に関して、ラベルやサインが何のためにあるのか、改めて考えてしまいました。

返却された本が、借りていた生徒自身や、図書係の生徒によってきちんと元に戻せるようになっているかどうか、ということを強調している人もいたのですが、私は、それは本末転倒だと思っています。

利用する側よりも、運用している側の都合が優先されているのではないかと思うのです。

大事なことは、利用者にとって使いやすいということのはずです。

中学校では、担当教師は大概とても忙しいし、司書も毎日いるわけではないところが多いので、本来は、司書がやるべきことを生徒に頼ってしまいがちです。

それをすぐに改善することは難しいかもしれないのですが、少なくとも、そういうあり方がいろんな問題点を孕むものだということは意識した上で運用していきたいと思うのです。

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