西海市立S中図書館

2015年8月21日金曜日

ないものねだり

昨日、県教委主催の研修会が、隣市の図書館を会場にして行われました。その図書館を久し振りに訪れるので、楽しみにしてたら、なんと昨日は休館でした。

せっかく図書館の研修会やって、県下から人を集めるのだから、開館の日にやってほしかったです。研修会終了後、施設の見学をしていいということでしたが、普通に、人の入った状態で見たいでしょう?

毎年やっている研修会ですが、参加は久し振りでした。元々あまり期待もしてませんでしたが、案内の文書が来たとき、T司書が参加することになって、、先生どうしますか、と聞かれたので、あんな下らん研修会行かないよとは言えず、行きましょう!と言ってしまったのでした。

研修会の中身は、実践発表と講演。まことに県教委らしいものでした。

こぎれいにまとまって、一見ほころびもない内容の発表と、決まり文句を並べてそれをほめたたえる県教委の指導助言に、私は、思わずいらっとしてしまったのでした。

前に参加したときには、質問の時間は取ってなかったので、短くても、質問を受けるだけましになったと言うべきでしょうか。

発表者の所属するのは、小さな離島の学校で、公共図書館との連携も話題に上がっていましたが、船は1日に数便しかありません。そういう条件の中で、どうやって市立図書館と連携ができるのか、具体的に知りたいと思い、質問しましたが、発表者も主催者も、質問があるなんて思ってなかった節があります。

何年経っても、相変わらずこれか、と、いらだちは怒りに。

学校図書館を使った新しい形の学びを云々する一方で、現実は旧態然としたまま。これが私たちの学校のリアルだと痛感した次第です。

研修会の内容はそれなりに参考になるものでした。念のため。

それにしても、非正規・非常勤の人がほとんどなのに、学校司書に求められるものの多いこと。その内容はいたってもっともなんですが、最低賃金に毛が生えたくらいの給料で、複数校勤務で、司書はどこまで働かないといけないのでしょうか。

そういう根本的な問題点を抱えたまま、それには触れずに話が進んでいくと、ほんとに頭に来ます。馬齢を重ねて、ますます忍耐力もなくなってきました。一つだけよかったのは、怒りのエネルギーで、いつもよりたくさん書くことができたこと。

講演会の内容については、さらに稿を改めて書こうと思います。

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