思い立って、太宰府の九州国立博物館(大英博物館展)に行ってきました。
2004年にできたこの建物は、内部にサッカー場がまるご入るくらい空間をたっぷり使ってあり、さぞかし空調に電気代がかかることだろうと、余計な心配をしてしまいました。そんな些細なことにはこだわらない大胆な設計を採用するのが国立の国立たる所以なんでしょう。
大英博物館展は、200万年前から現代までの世界の歴史を、100点の出品物で説明しようという壮大な試み。そんなことができるくらい、大英博物館の所蔵物は広範にわたっているということでもあります。
プロローグが棺桶で始まるというのも面白かったですが、古代エジプトの棺と、現代ガーナのライオンの形をした棺桶(国立民族学博物館の所蔵品)が並べられていたのも、実に面白かったです。
古代エジプトの棺は、2600年前のものとはとても思えない保存の良さで、表面にはびっしり文字や模様が書き記されていました。
現代ガーナのライオンの棺は、どこかとてもユーモラスでありながら、古代エジプトの棺と拮抗するくらい、死後の世界に対する強烈な意識を持っていて、並んでいてまったく見劣りがしませんでした。
洋の東西を問わず、という言い回しがありますが、この展示を見ていると、時代が新しいとか古いとか、場所が地球上のどこであるか、ということは、表現にとって本質的な違いではないと思えてきます。人間の存在が、ユニークで、かつ普遍的なものだということです。
2004年にできたこの建物は、内部にサッカー場がまるご入るくらい空間をたっぷり使ってあり、さぞかし空調に電気代がかかることだろうと、余計な心配をしてしまいました。そんな些細なことにはこだわらない大胆な設計を採用するのが国立の国立たる所以なんでしょう。
大英博物館展は、200万年前から現代までの世界の歴史を、100点の出品物で説明しようという壮大な試み。そんなことができるくらい、大英博物館の所蔵物は広範にわたっているということでもあります。
プロローグが棺桶で始まるというのも面白かったですが、古代エジプトの棺と、現代ガーナのライオンの形をした棺桶(国立民族学博物館の所蔵品)が並べられていたのも、実に面白かったです。
古代エジプトの棺は、2600年前のものとはとても思えない保存の良さで、表面にはびっしり文字や模様が書き記されていました。
現代ガーナのライオンの棺は、どこかとてもユーモラスでありながら、古代エジプトの棺と拮抗するくらい、死後の世界に対する強烈な意識を持っていて、並んでいてまったく見劣りがしませんでした。
洋の東西を問わず、という言い回しがありますが、この展示を見ていると、時代が新しいとか古いとか、場所が地球上のどこであるか、ということは、表現にとって本質的な違いではないと思えてきます。人間の存在が、ユニークで、かつ普遍的なものだということです。
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