西海市立S中図書館

2020年6月12日金曜日

血液検査

必要があって、大きな病院で血液検査をしました。男性の看護師が採血にあたり、「ちくりとしますよ」という決まり文句を言って針を刺したのですが、いつ刺さったのかほとんど分からないくらいの感触でした。抜くときも同様。

検査した後は、針の跡に小さなテープを貼ってくれるのですが、少し血がにじんでしまっていました。検査結果を聞くために診察室に入ったとき、担当の看護師がそれを目ざとく見つけて、テープを交換してくれました。

最後に会計をするときには、待合室がほぼいっぱいで、後ろの壁よりに立って待っていたのですが、待合室の世話係の人がすぐに折りたたみ椅子を持ってきてくれました。

大きな病院というのは、とかく時間はかかるし、検査であちこちうろうろさせられるし、あまり好きではないのですが、こうしたちょっとしたできごとから、患者の一人一人を大切にしている雰囲気が感じられて、それだけで救われたような気分になります。

そういえば、以前はなかったと思うのですが、診察室のやり取りは、担当者がパソコンにずっと打ち込んでいました。服装から判断すると、看護師ではなくて、事務の方に所属する人だろうと思われます。人が一人余分に必要になりますが、これも大きな病院ならではの対応でしょう。

学校が、このように一人一人を大切にしているかどうかというと、いささか疑問です。もっとも、一度に30人からの面倒を見るためには、あまり一人一人の細かいところにまで神経を使っていられないという事情もあります。時間もエネルギーも手のかかる数名のところに使ってしまいがちなのです。

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