西海市立S中図書館

2020年6月13日土曜日

オンライン授業

娘と久し振りに電話で話しました。

娘の大学は、12月までオンラインで授業をやることが決まっているそうです。最初は慣れていなくて、質問にはまったく答えてくれない(たぶん、チャットの質問に気づいていない)先生などもいたようですが、だいぶ様子は変わってきたそうです。

全体に、学生の方は単位を取るのが楽になったようですが、授業の準備をする先生の方は忙しくなったようです。

娘がかつて行っていた語学学校の方も、オンライン授業で継続しているようですが、こちらは大学よりも困難が大きいようです。

語学学校のやり方は、一般的に、少人数のクラスで、密接なコミュニケーションを取りながら授業を進めていくものです。留学エージェントのカウンセラーの話によると、そうした授業でベテランの先生ほど、オンライン授業には苦戦しているようなのです。リアルな授業ではとても人気があったのに、オンラインでは一方的に話すだけになってしまった人もいたとか。

日本の学校では、また別の問題があります。これまで何度か触れてきたように、学校に求められていることの第一は、生徒指導的なものなのです。オンラインでは、授業の課題とそれを重ねて求めるのは難しくなるでしょう。

オンラインで可能なこともあるし、そちらの方が効率的に行える場面もあるでしょう。しかし、教育活動の全体は、そう簡単にオンラインで置き換えることはできないものです。これまでまったくやってきていないことなので、これから作っていかなければならないものなのです。入学時期を変えるといった外形的なものではなくて、学校そのもののイメージを作りかえていかなければなりません。

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