全国的にもこういう傾向が広がっているようですが、そうなった原因の一つは、教員免許の更新制度です。以前は、期限がなかった免許に、十年の期限がついて、更新講習を受けなければ免許が無効になってしまうようになったのです。免許を取ったが、教員になっていない人や、教員をやめてしまった人たちの免許が無効になったことで、潜在的な人手がいなくなってしまったのです。
これは、安倍元総理がやった数々の失政の一つです。大失敗だったのに、免許更新制度をやめることにしたとき、始めた安倍さんの責任を問う声は聞こえてきませんでした。もっとも、聞こえても、彼が謙虚に反省するとは想像しにくいですが。
もう一つの理由は、県教委が、安い給与の臨時採用(非正規)を利用して、教員の数を押さえ込んできていたことです。以前は、教員の新規採用が毎年多くあったので、数年臨採をやって、採用試験を受け続けておれば、多くの場合正規採用になれていました。ところが、少子化の影響で採用数が極端に減ってしまったため、臨採の人は延々と非正規の仕事を続けることになってしまったのです。
いいようにこき使われて、最後は使い捨てですか?こんな状況の中ではあえて働こうという意欲は半減してしまうでしょう。
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