西海市立S中図書館

2021年12月3日金曜日

大型絵本架の木取り・接合方法

昨日写真をアップした絵本架の木取りの図面です。水色で塗っているのは不要な部分です。

450×1800の板を4等分すると、正方形の板が4枚取れます。そのうち1枚は、さらに半分にします(右端)。これが背面と底面になります。底面は、板厚の分(18mm)短くします。

左の2枚が側面の板。もう1枚が中仕切りです。中仕切りは、板厚の分短くした正方形にします。この3枚は、角を円弧に切ります。

角張ったままでも使えないことはありませんが、ここを加工するかどうかで、書架の与える印象が大きく違ってきます。

求められる強度は、15mmの厚さでも得られたと思いますが、組み継ぎなどを使わない、単純な接合方法(ベタ付けと呼ばれます)なので、余裕を持った厚さにしました。

これまで作ってきた図書館家具の接合は、ほとんどこのやり方を使っています。特殊な道具のない素人でも簡単に作れるからです。

他に、今回は、木工用ボンドと、長めのスリムビスを使っています。さほど力のかからない部分であれば、木工用ボンドは使わなくても大丈夫です。小型のブックスタンドには使っていません。

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