床置き書架を作るにあたって、1×4のSPF材を使いましたが、中央の仕切り板だけは、9mmの厚さの合板を使っています。1×4材の厚さは19mmで、仕切りにするにはちょっと厚すぎると考えたからです。
棚板と、中仕切りの板の接合は、相欠き継ぎというやり方を使いました。棚板にかかる書籍の重さを、仕切り板で支えるためです。板に、相手の板の厚さの溝を切って、組み合わせます。
さらに、側板と底板を取り付け、背板を付けて完成です。2日間かかりました。背板は、合板の予定でしたが、手持ちのものではサイズが少し足りなかったので、ここもSPF材を使いました。
各部材は、切り出した後、組み上げる前に、電動サンダーで表面を削りました。組んだ後だと、隅の部分が削りにくくなります。こうして、詳しく製作過程を紹介してみると、この書架は、初心者向きではないという気がしてきました。
SPF材は、値段が安くて、色もきれいなのですが、節が多く、板に多少ねじれがあったりします。そこは、力技で押さえ込みながら作っています。感覚的な言い方になりますが、少しのねじれは何とかなります。ねじれが大きくなると、その板を使うことを諦めることになります。1本ずつそれを確認しながら購入したいのですが、業者に納入してもらうときは、お任せになります。
部材を固定するネジは、スリムビスと呼ばれるタイプのものを使っています。柔らかいSPF材だと、下穴をあけなくても使えるので、製作時間が短縮できます。ただ、ねじ込む先に節が来ると、うまくビスが入っていきません。そういう場合は、下穴をあけるか、または、ネジの位置をずらすことで解決しています。いずれにしても、作業に慣れないうちは、常に下穴をあけて作業を進めた方が失敗しにくいです。
材料の購入に関しては、市費で買える納入業者がSPF材を取り扱ってくれるかどうかが問題です。これは、個別に当たってみないと分かりません。扱ってくれない業者の方が多いと思います。同じくらいのサイズだからといって別の種類の板を注文すると、極めて高額になる場合があるので、注意が必要です。PTA予算から出してもらうなど、現金で支出できると、自分で買ってこれるので、やりやすいです。
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