私の勤務するF中の図書館でもっとも読まれて
いるのは、徳間書店のアニメ絵本シリーズです。
リクエストがあったけど、購入には少しためらい
もありました。「こればっかり読むんだ」と友人に
相談すると、「棚から外せば」と言われました。
小学校に勤める別の友人は、「小一の子ども
が喜んで読む」と言うのです。
ここは中学校ですが、生徒によっては総ルビ
の方が抵抗なく読めるのでしょう。
悩んだ末に、ともかく何冊か買ってみました。
今朝、もっとも熱心なこのシリーズの読者の
二人がやってきて、出したばかりの新着図書
に気づきました。
すると、歓声を上げて本を取り出し、さっそく
借りて読んでくれました。「俺たちが最初の読者
なんだ」とご機嫌です。
昼休みには、普段は顔を見せたことのない
2年の生徒が、新着図書の噂を聞いて
やってきました。
表紙をつなぐと一枚の長い絵になる、新装版の
「涼宮ハルヒ」シリーズを見つけて、制限いっぱい
の5冊借りてくれました。
「先生、俺、はじめて図書館で本を借りるよ」と
言っていました。
どちらの生徒も、いろいろ困難を抱えた生徒
なのですが、その子たちが、相好を崩しながら
畳の上で本を読んでいきました。
図書館担当者にとっては至福のひとときです。
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