さすがに使ってはいなかったのですが、捨てずに取ってありました。
物持ちのいいのも善し悪しですが、これは使えると思い、SPF材と組み合わせて、ブックスタンドを作りました。
SPF材は、主にツーバイフォーという住宅作りに使う輸入の規格材で、値段が安く、見た目もきれいなので、手作り図書館家具には欠かせない材料です。
2枚使って、1枚を縦半分に切っています。私は中学校勤務なので、技術室の大きな丸のこ盤を借りて使いましたが、加工はホームセンターでやってもらえます。また、少し割高になりますが、店によっては、縦半分のサイズのものも売っています。
横に長いので、後ろの支えを4本にしました。取り付けは真ちゅう釘と、木工用ボンドを使っています。
これをたくさん作り、窓下書架の上に並べました。殺風景な窓下が生まれ変わりました。
後ろの縦の木部が飛び出ていること、釘を使ったことが反省点です。
後ろの木はなるべく目立たないように低く作ること。一番端も、表の木が少し外側にはみ出る位置に取り付けるべきでした。
また、平湯先生は釘はほとんど使いません。以前、ある学校に行ったとき、平湯モデルのデザインを使った粗悪な書架があって、まだそんなに古くもないのに、動かそうとしたら壊れてしまったことがありました。
表は平湯モデルそのものなんですが、裏の構造は、釘を使ったやっつけ仕事だったのです。競争入札の弊害とも言えます。話はそれますが、大事な物は随意契約で買うべきです。(何のことか分からない人は事務の担当者に聞いてください。)
その後は、時間が経過しても、そんなことにならないよう、釘を使った工作は御法度となりました。
接着剤を上手に使えば強度は出ますが、工作の手軽さを考えると、木ねじを使うのが正解と思います。なお、後ろの台形の板は、目立たないので何を使ってもかまいません。同じSPF材でも、もちろんOKです。
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